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ザッハトルテ

代表の教村です。

 

 

突然ですが、今日はケーキの話を。

 

 

皆さんはザッハトルテというケーキをご存じですか?

 

 

 

 

スイーツ男子ではない私は、先日ある番組で紹介されていたことで初めてこのケーキについて知り、その奥深さに感心しました。

 

 

ザッハトルテはオーストリアの伝統的なケーキで、チョコレートのスポンジにまんべんなくチョコレートを流しかけた、見た目は非常にシンプルなチョコレートケーキです。

 

 

このケーキのどこに奥深さを・・・?と感じられるかもしれません。

 

 

実はこのケーキの上にコーティングされているチョコレートに秘密があるんです!

 

 

その番組では埼玉県にあるザッハトルテで有名なお店のパティシエのこだわりが紹介されていたのですが、ケーキに流しかけるチョコレートシロップ作りの工程にこだわりがあるとのことでした。

 

 

簡単に説明しますと、鍋でグツグツとチョコレートシロップを煮て最適な粘りになったところで鍋を火から下ろし、これで完成・・・ではありません!

 

 

ここからこだわりの工程がスタート。

 

 

熱々のチョコレートシロップを少しずつまな板の上に流して、それを練りながら冷ましてゆきます。

 

 

そうすることによってチョコレートの中の砂糖が少しずつ結晶化していくようです。

 

 

そしてできたものを鍋に戻し、また少量まな板の上に流し、練り、また戻すという作業を延々と行ってゆくのです。

 

 

なぜこの工程にこだわるかというと、ケーキを食べた時にチョコレートにシャリっとした独特の食感が生まれるのだとか。

 

 

そしてこの食感こそがこのシンプルなザッハトルテの最大の特徴という訳です。

 

 

ですから、この工程で決して妥協せず、時間をかけ真心を込めてこの作業を行っているとのこと。

 

 

私はこのやり方、考え方に感動し、全く畑違いではありますが自分の塗装という仕事にも通ずる部分があると感じました。

 

 

今はなんでもスピードばかりが求められる時代。

 

 

情報、流通、サービス、なんでも速さで勝負といった感じです。

 

 

もちろんその恩恵を受けているのも事実ですが、スピードが第一になってくると、速さよりももっと大切なものが失われるような気がします。

 

 

このパティシエに感心するのは、ほとんどの人がこのケーキの絶妙な食感のウラにこれほど大変な作業が行われていることを知らないにもかかわらず、特にアピールする訳でもなく、菓子職人としてのプライドとそして何よりケーキを買ってくれた人が、自分のケーキでほっと暖かい気持ちになってくれたらという思いで黙々とケーキを作り続けているという事。

 

 

どんな仕事にも共通することですが、こだわりの部分というのは決して華やかなものでも、注目されるものでもないことが多いと思います。

 

 

もしこだわりの工程がされていないザッハトルテを私のようなケーキ素人が食べたら美味しいチョコレートケーキだとなりますが、分かる人が食べれば本物のザッハトルテとは言えないとなるかもしれません。

 

 

「おいしければ別にどちらでもいいのでは?」と言われる方もおられると思います。

 

 

そういう考えもありだと思います。

 

 

でももし本物のザッハトルテを食べた時、今まで食べていたものは何だったんだ!とちょっとショックですよね。

 

 

実はこういう事は私の仕事でもあるお家の塗り替えでも同じ事が言えるんです。

 

 

私も自分なりにこだわりを持ってお仕事させていただいているつもりですが、私のこだわりはコレですとか、この工程がこだわりなんですと言ってもなかなかお客様には伝わりにくいものです。

 

 

それでも私は工事でかけた一手間は、必ず結果として帰ってくると確信しています。

 

 

逐一お客様にお伝えしなくても、自分が納得いかなければ、2回3回と塗り重ねますし、場合によっては塗り直すこともあります。

 

 

より美しく仕上げるためには、手間は惜しみません。

 

 

その中には見積りに計上していないものも時にはあります。

 

 

私がケーキに関して素人であるのと同じで、たいていのお客様は塗装に関しては素人さんです。(言葉が悪くてすみません)

 

 

「お客さんはわからないから・・・」

 

 

「お客さんには見えないから・・・」という業者も残念ながらいます。

 

 

私はこういう考えは大嫌いです。

 

 

お客様は分からないからこそ、自分ではできないからこそ、私たち塗装業者にご依頼頂けるわけです。

 

 

塗装の怖いところは、どんな仕事をしていても2、3年は大きな変化が見られないこと。

 

 

でもこれを過ぎ、5、6年となってくると使っていた材料や、最適な工程だったかということが歴然としてきます。

 

 

こうなった時のお施主様のショックは非常に大きいものです。

 

 

「ウチより前に塗り替えたお隣さんより自分の家の方が早くに汚れが目立ってきた」なんてこともあるわけです。

 

 

これはケーキの食感の違いどころの話ではありません。(悪い意味ではなく)

 

 

ですから私は声を大にして言いたいです!

 

 

業者選びは慎重にしてください

 

 

その工事代金は100%工事に当てられますか?

 

 

営業マンとの約束は施工する職人さんにきちんと伝わりますか?

 

 

どこから、どんな職人さんが来るかご存知ですか?

 

 

どこに頼めばよいかわからないので勧められるがままにサインしたという方は少なくありません。

 

 

塗り替え工事はどこに頼んでも同じではありません。

 

 

業者選びに迷っておられる方は是非一度ご連絡下さい。

 

 

貴方のお家に最適な塗り替えプランを一緒に考えましょう。

 

 

私はスピード第一ではなく、仕上がり第一でお仕事させていただいていますので、お家一軒の屋根・外壁の塗装で約一か月の工期をいただいております。

 

 

私のこだわる手間・暇はお客様には伝わりずらいものも多いですが、必ずご満足いただける、ご納得いただける 仕上がり感として帰って来ると信じ日々、一ハケ一ハケ真心込めて仕事をしております。

 

 

長い記事を最後まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

ケーキの話かと思いきや、最後は塗装のお話に。(しかも相当暑苦しい)

 

 

それでは甘いケーキと美味しいコーヒーでもお飲みになって一息入れて下さいね。

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